鴉さんとお猿さん

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あらすじ 登場人物

心に溜め込んだ負の感情が植物化し、花開く世界。
人間嫌いの猿妖怪・覚の化物は、人里離れた山の中で静かに日々を過ごしていた。ある日、山道付近でじゃれ合っていた子らの鞄を拾ってやったことでそのうちの一人に懐かれてしまい、この出会いを切っ掛けに大嫌いな人間達のいざこざに巻き込まれていく──。

(さとり)化物(ばけもの)

山に棲むもの。人間は嫌いだが、全く情がないというわけではないようだ。里の子と交流する際は怖がらせないよう人に化ける。

里の子

里に住む人の子。木に引っ掛けられた鞄を取ってくれた「猿みたいなおじちゃん」にすっかり懐いてしまった。色々とワケあり。

篤明(あつあき)さん

里の宗教団体「幻丞一派」の下っ端。オールバックに一つ結び、紳士的なおひげが特徴の男性。いつもニコニコしている。

幻丞(げんじょう)サマ

山の神を自称する老人。覚とは旧知の仲。山伏装束に似た着物だがあくまで「幻丞一派」内の制服、と彼らは話している。

ユウくん

山に棲むカラス。長生きしたことで人心が芽生えつつある。山の見回り役「カラス隊」の一員でもあり、間接的に幻丞一派の傘下。

大自然たち

植物、鳥獣、人間など、あらゆる種類の命がたくさん集まって成長してきた大自然。

本編


番外編、小話ログ


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